【学年1ケタ奪取!】理科の定期テスト勉強法

♪高校受験LIFEサポーターるみ 魔法の勉強部屋へようこそ♪
理科って、暗記科目だと思っていたら計算が出てきて
そこでつまづいてしまった…
もう追いつけない…
やりたくない…
なんて気持ちを抱いていませんか?
しかし!!
理科は単元ごとの取り返しがつく分野です。
だから、計算が苦手で前回のテストがよくなかったとしても、
次回のテストでそれを引きずる必要が全くありません♪
「次回こそ得点UP!!」
を掲げてやっていきましょう。
目次
基本語句はワークで完全に覚えてしまおう!
計算問題があるにしろ、
理科は暗記することが多い教科です。
まずは学校のワークで一問一答の問題があれば
その問題で基本語句をチェックしていきましょう!
この基本語句は覚えていないと、テストで基礎点も取りにくくなるので
社会の基本語句や英単語と同様に
繰り返し覚えることが必要です。
繰り返し覚えるためには・・・
繰り返し覚えるためには、
英単語と同じように単語帳に書き写して覚えたり
机に貼って覚えるようにしましょう!
また、学校のワークの一問一答の部分だけを
毎日やるのもいいですね。
計算問題が苦手でも、
まずはこの部分を制覇しておきましょう。

※生徒の学校ワークより
もちろん、語句の意味がわからなかったら
教科書で調べたり、先生へ質問へいきましょう。
社会のテスト勉強法同様、
問題集を解く前にコピーをとっておいたり、
赤ペン(オレンジペン)で回答を書いて赤シートで隠して覚えるのも
効果的です。
実験も暗記!目的・過程・結果を把握する
教科書を見ながらワークを解いてしまう人は、
断片的な知識の暗記になってしまうことがあるので
注意しましょう!
例:炭酸水素ナトリウムの分解
「化合と分解」(中学2年生)の単元で
炭酸水素ナトリウムを加熱する実験は定番ですね。
2NaHCO→Na2CO3 + H2O + CO2
※私は中学時代、この語呂合わせで覚えました
実験の目的
なぜ炭酸水素ナトリウムを加熱するんでしょうか?
答えは、炭酸水素ナトリウムは、加熱することで
炭酸ナトリウム・水・二酸化炭素に分かれる性質を持っているからです。
これを「分解」といいます。
※加熱することで分解するので、熱分解ともいいます
実験の過程
この実験で注意すべき点は
①炭酸水素ナトリウムの入った試験管の口を下げること
②二酸化炭素が発生するため、気体を集めるのに水上置換法(または下方置換法)を使うこと
③完全に反応が終わるまで(気体が出なくなり、液体が出なくなるまで)加熱し続けること
です。

わからないをわかるにかえる(文理)P54より
①はよくテストでも聞かれます!
分解で水が発生するので、
その水分が(加熱中の)炭酸水素ナトリウムに触れ続けると
試験管が割れてしまうかもしれないからです。
記述では、
「発生した液体が加熱部分にあたり、試験管が割れるのを防ぐため。」
と書いておけば十分です。
※発生した「液体」と書いたのは、
塩化コバルト紙で反応を調べないと「H2O」であるとはっきりいえないからです。

塩化コバルト紙(ADVANTEC)
②は、二酸化炭素の性質を覚えておくことで答えられます。
★二酸化炭素の性質・・・水に溶けにくく、空気よりも重い
こういうところは、覚える部分です!
水上置換法・下方置換法はどちらでも行うことができます。
③は、少し難易度が上がりますが
炭酸水素ナトリウムの実験は加熱し続けないと
途中で分解が終わってしまいます(吸熱反応)。
気体が発生し終わった、液体が発生し終わったところまで確認してから
ガスバーナーを消しましょう!
実験の結果
実験の結果は、
①加熱すると液体が発生した
→塩化コバルト紙を使うと赤色に変化したので、H2O(水)が発生したといえる
②水上置換法(または下方置換法)で気体を集めた中に石灰水を入れると白くにごった
→気体はCO2(二酸化炭素)であるといえる
③加熱部分に残った白い物質は炭酸ナトリウムである。
これをフェノールフタレイン溶液につけると濃い赤色になる。
加熱前の炭酸水素ナトリウムは、フェノールフタレイン溶液につけるとうすい赤色である。
→この炭酸ナトリウムは強いアルカリ性であるとわかる
となりました。
太字のところがテストで聞かれやすいので
覚えておきましょう!
また、難易度の高い定期テストでは
実験結果等を記述で出題する場合もあります。
自分の言葉で書けるようにしておきましょう。
まとめ
・その実験はなんのためにやっているのか?(目的)
・実験で気をつけるべきこと(過程)
・結果はどうなるのか?
をきちんと教科書で確認しておけば怖いものなしです♪
理科の実験というのは、
教科書で習うものがワークで出題されるなど、
定番が決まっています。
逆にいえば、
ワークに載っている実験の目的・過程・結果を覚えておけば
その単元をマスターすることができます。
定期テストは、実際に実験を行うわけではないので、
どうしても「実験内容を覚えたかどうか」が問われるような問題になってしまいます。
これは、なにかを自分で発想する(思いつく)という問題ではないので、
実験内容についても、やはり「覚えたもの勝ち」です。
コツコツと、身近な物理・化学現象を覚えていくしかないでしょう。
入試問題頻出の計算問題たちは数学と同じ!何度も練習して慣れよう
計算問題、といっても、
・密度の計算(中学1年、物質)
・地震の秒速を求める計算(中学1年、地震)
・加速度を求める計算(中学3年、物体の運動)
・湿度の計算(中学2年、天気)
…などいろいろな分野がありますが、
苦手にする子が本当に多いです。
しかし、入試問題を見ると
これらの問題は基礎的な部分に入ってくることもあります!
入試で高得点を狙う場合は
必ずマスターしておきましょう。
例:密度の計算
密度(g/㎥)=質量(g) ÷ 体積(㎥)
です。
これは覚える部分ですが、
密度の単位は(g/㎥)と書かれていることが多いので、
この単位の表記から思い出すこともできます!
・密度の単位は(グラム毎立方メートル)と読みます
・1㎥あたり何グラムなのか?を表しています
・算数の分数の表し方と実は同じ!g÷㎥をすればいいだけ
あとは、問題の「質量は●●グラム」「体積は●●立方センチメートル」だった、
密度はどうなるか、をひたすら計算すればOK!
例題:電子てんびんで質量79.0g、メスシリンダーで物質を沈めて体積を測ったら10.0立方センチメートルだった。この物質の密度を求めよ。
質量79.0g ÷ 体積10.0立方センチメートル
=79.0 ÷ 10.0
=7.9(g/立方センチメートル)
物質の密度の一覧表が教科書や便覧に載っていますが、
この計算で一番近いのは鉄(7.87g/立方センチメートル)になりそうです。
まとめ
計算問題は入試問題でも得点源にしてほしいので
定期テストのときに、
それぞれの単元ごとに理解しておきましょう。
計算問題は、数学と同様「慣れ」が必要なので、
問題集を繰り返し解いて、公式を覚えてしまいましょう!
たくさん練習問題を行いたい場合は
中学・学習サイトさんがオススメです!
単元ごとに巻き返そう!
最初にも言ったのですが、理科は
単元ごとに取り返しのつく教科
です。
生物・地学は多少の計算があるにしろ、
暗記事項も多いので点数が取りやすいです。
まずは基本語句を完璧に。
化学は学年ごとに積み重ねが必要になりますので
新しい学年にあがるときには、
前学年の内容をもう一度確認してから、テスト勉強をすると効果的です。
原子記号や化学式などは最低限覚えてから勉強し始めましょう。
物理はもっとも苦手な人が多いですが、
各学年で習う単元が別々のものなので
気持ちを切り替えて勉強していきましょう。
理科全体に苦手意識があるなら、
そのなかの得意分野からテスト勉強始めて
そこは絶対点取る!という気持ちで臨んでください!